その際、Iさんが根気よくまとめられた、当日来られた方々の、リア王のあらすじのレジュメ(6ページ)を手渡された。
感動した。悲惨な物語なのだが、ユーモアがあふれている愉しいレジュメである。このような塾生に恵まれるとは。【悲惨のどん底に落ちたものに対してのみ奇蹟が顕れる】とはリアの物語のケントのセリフ、私がどん底というのではなく 、私には困難な時によく助っ人が顕れるのである。
たった一つある友人に頂いた流木アート |
もう駄目だと、これまでの人生で弱気になることが多々あったのだが、振り返ってみると、誰かにどこかで救われながら、生き延びてきたわが人生である。
リア王のIさんの素晴らしいレジュメは、当日来られた方々に大いに役に立つに違いない。遊声塾にとっても大切な記録になる。
ところで、今回のリア王の発表会では、はじめて要所要所に音が入る。音源を創るためにこれまた四苦八苦されているのが、飛び入り参加のIさんの友人であるNさん(女性)である。(IさんNさんこの場を借りて感謝します)
彼女は、音も含めての友情出演で男性役のケントも朗誦する、大変である。この方のいきなりの参加も
あり、遊声塾はにわかに活気づき、いい形で本番に臨めそうであり、5年かかったがいよいよこれから、何やらあらたな再出発のうれしい予感が沸き起こる。
艱難辛苦を分かち合える気が満ちる仲間との出会いは、私に限りなく勇気と元気を与えてくれる。シェイクスピア遊声塾を立ち上げて一番よかったことは、困難を楽しめるこのような勇気を持った人間に出遭えたことである。
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