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2018-07-04

いよいよシェイクスピア遊声塾の、第5回発表会まであと3日、そして想う。

雨音を聴きながら、コーヒーを飲みながら書いている。少し開けた窓からの風が実に気持ちがいい。心穏やかな朝、それなりにこの年齢の自分にしてはハードな日々をこのひと月過ごしているのだが、体調はすこぶるいい。よく眠れるし、目覚め感がすっきりしている。有難いことであると天を仰いで感謝する私である。

昨夜夕食後横になっていたら、知らぬ間に寝入っていて目覚め、そのまま起きて遊声塾の発表会の当日来られた方々への一文を何とか書き上げて、再び眠りに落ち朝を迎えている。

声を出すことも、弓をひくことも、文章を書くことも、私の場合(五十鈴川だよりでさえ時に) すらすらとはいかず、必ず苦楽が伴う、苦楽はまさに表裏一体なのである。喜びは苦痛を伴う。
寺山さんの言葉には励まされる

机に向かって座ったら、もう腰が定まってなにがしかの一文が顕れる。私の場合は、ほとんど日々の成り行き、何かに突き動かされて書いているかのような趣で、ことさらに意気込んで何かを書くということは、五十鈴川だよりになってからほとんどない。

ところで、このところ遊声塾に関することばかり書いているがご容赦を。いよいよ発表会まであと3日、今日が最後のレッスンである。

まだまだレッスンし足りないが、永遠の未完成の道半ばでの、折々の塾生の発表会まなのであるから、現在の果敢な取り組みの いくばくかの成果を見てもらえればいい、と塾長の私は考えている。

塾生たちの大半は、仕事を抱えながら、合間を縫って、あの膨大な登場人物のエネルギーに満ちた言葉と、まさに格闘している。その大変さは私が一番わかっている。それはあの言葉を全身で発した者のみが感じる大変さである。

 人間の声の複雑精妙な表現の幅は、各人のこれまでの人生での体験や、生き方、そして想像力が大きく作用する。今日からの、この期に及んでの細かい指導はやめて、繰り返し言葉を自分の体になじませる稽古を本番の発表会まで、私も塾生もするつもりである。

岡山県立図書館図書館デジタルシアター、82席ほぼ埋まりそうである。








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