本当に久しぶりのコメントを岡さんから頂きました。第一回のDVD上映会に関して、岡さんは中学3年生の時に高知の映画館で見られたとのことでしたが、私と彼女は感性に似たところがあるからなのでしょう。こういうコメントを頂くと、なんというのでしょうか、案ずるより産むがやすしというのでしょうか、参加人数の多寡ではなく、企画することで何かが見えてくるということがやはりあるのです。岡さんもいまだ、胸がキュンとなる感性を持ち続けているのですね。
さて、初めてのDVDとトークの会、ヒダカトモフミ支援会員に案内を送ったくらいでほとんどPRもせず、当日を迎えました。事前の予約は5人でしたが、当日4人、計九人の方が来てくださいました。ロミオとジュリエットのフィルムが長かったので、私のトークは1時間もなかったのですが、なにはともあれ、無事終えることができました。
アットホームな顔の見えるささやかな会でしたが、これからの人生の時間を、これまで出会えた貴重な方々と共通感覚を共有できるような、そしてまたお互いが楽しく刺激し合えるような、晩年希望を持って生きる。上手くは伝えられないのですが、小さきコミュニティ感覚の企画を地道に続けて行けたら、おもわぬことが起こるとの思いを新たにしました。
生きているのもまんざらではないとの思いを共有できるような、手の届く企画。(次回も楽しみにしています、なんて言葉を頂くと、企画者としてやはりやってよかったとおもう、次につながるのです。お相撲のように年に6回やりたくなりました)
これほどばらばら、無意識の断絶感覚のような、(金に人心がへばりつけられ身動きが取れないこれを何とかしたい)ヒトとヒトのコミュニケーションが暗礁に乗り上げたまま、どうして良いのかああわからない、ような、時代状況の渦中を生きざるを得ない、私を含めた多くの都市人民ライフは、心の脱水状況におちいらないように、何よりも心から笑いあえる仲間、場、よりどころをもたなければ、窒息してしまうのではないかというのが、この十数年の私の時代認識です。
さてどうすればいいのかという思案橋の果てに、今回の企画が生まれたのです。はなはだ個人的な企画ですが、岡さんが私に薦めてくれる映画もあるので、ゆくゆくは私だけの世界ではなく、参加メンバーの、岡さんのこれはというフィルムを上映したり、枠を壊し、双方向企画をというのか、まあ、つまりは出会えた仲間と遊びたいのです。
何が飛び出すかわからない、ヒダカトモフミと今を生きる時間を即興で過す、ピンで時間を止めるかのような、たまさかを共有し触れ合えるミニ企画を続けます。ともに小さな旅もしたい。
それからこれは社会的に生きている一人の人間として、企画者として何としてもやらなければならない、チベットの少年・オロ・のフィルムと本橋成一氏がプロデューサーを務めた、愛弟子、はなぶさ・あや(はなぶさの漢字はパソコンでは出ない)監督の・祝(ほうり)の島・の2本のフィルムの上映会を秋に連続して行いたいと考えています。これについては、このブログでまた、しっかりと伝えます。私にとっての大きな企画です。
ともあれ、そのささやかな隙間に超ミニ企画も続けます。虫のように生きながら、ときおり、天から眺めるような企画もやらなければと、考えています。どうかどうかよろしくお願い致します。最後に、第一回の上映会トークにいらしてくださった方々に、この場を借りて心から感謝します。ありがとうございました。
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