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2023-07-22

【梅雨が明け・老いの細道・妻とゆく】

 梅雨が明け、一気に蝉時雨勢いをまし、夏本番がやって来た。今朝少しでも涼しいうちにと、バイト先の菜園場の草取りに出掛け、約2時間ほど汗だくになって草と格闘してきた。手入れをしないと、わずかな菜園場のトマトやピーマン、オクラなどが草に埋もれてしまう。

草取りができない人は、トマト🍅一個でさえきちんとは育てられないのではないか。もうまもなく、このバイトを始めて丸5年になるが、この菜園場のお陰で、草取り修行の甲斐あって、無農薬なので、かなり虫にやられるのだが、老夫婦には十分足りるほどに愉しみながら恵みをいただいている

今朝収穫したミニトマト

さて、戻ってみずを浴びさっぱりしての五十鈴川だよりタイム。この間から書斎の片付けと寝室の整理整頓、それと衣類の整理整頓を妻のお陰で無事に終えることができ、寝室空間、書斎空間以前にもまして居心地がよくなった。居心地のいい場所があれば、もうこの歳になれば私などは満足である。

中世夢が原退職後丸10年が経つ。この間の家族の変化は目まぐるしい。一口に10年、おおよその変化の流れが五十鈴川だよりに記されている。よたよた打ち続けたからこそ、いまがある(のだ)。臆面もなく充実した10年間であった、と打っておこう。

あっという間に古希を通過などと打てるくらいに、お陰さまで元気に夫婦ともども生活できていられれる今に喜びを感じ、それをのうのうと打てる厚顔無恥を、私は生きている。もう古希を過ぎているのだから、ありのままに老いの細道を悠々自在に生きるのである。

妻の意外な一面というか、特技に、生活してゆくなかでの日々の創意工夫がある。このところ体調がいいということもあいまって、私の苦手な整理整頓、見てはいられないと思ったのか、一気呵成にやってくださったことにたいして、私はある種の感動を禁じ得ない。

これ以上打つと、老いらくのなんとかと、誤解されるといけないので控えるが、人間は老いつつも思わぬ変化、意外性、成長を見せるという事実に、初めて経験する未知のゾーンのプラス面を知るのである。お互い様の相乗効果で、老いゆくパートナーとしての妻の変身ぶりに(もとからあった資質が顕在化してきたとしか思えない)感動するのである。

お陰で老いの細道時間、ゆっくり動きながら、よく休みながら、好きなことだけに熱中して過ごす夏である。




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