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2023-07-23

運動公園のヒマラヤ杉の木陰でシェイクスピア作品【冬物語】を音読する日曜日

朝一番 、昨日に続いて菜園場の草取りにいってきた。最近は周に2、3回のペースで五十鈴川だよりを打つことで、自分で自分にエールをいれ、生活に一定のリズムを刻めている。毎週毎週やっていること、やれていることを自己確認するための必須アイテムが五十鈴川だよりなのである。

さて、打つのは初めてだが、今年からNHKのラジオ深夜便を意識的に聴くようにしている。特に朝4時からの明日への言葉という、各界の著名な方へのインタービューが素晴らしい。今となってはもっと早くからラジオ深夜便を聴けばよかったと、思わないでもないほどに、素晴らしい人間が、人がこんなにも存在していることに、驚かされること度々である。

新鮮にシェイクスピア作品に向かい合う夏

特に私が驚かされるのは、私より年長者で、あまりにも素敵に年齢を重ねておられるかた方が何と多くいらっしゃるということに対する驚きである。自分という器の狭さに気づかされる。ラジオ深夜便を聴くということがなかったら、知らずにやり過ごしていたかもしれないと想うと、遅蒔きながらラジオ深夜便の明日への言葉に、今年どれ程感銘を受けながら刺激を受け生活していることか。

亡き母がラジオ深夜便を聴いていたことを、今更ながら思い出す。母もきっと今の私と同じように、過ぎてきた人生に想いを馳せながら、老いの日々をしっかと生きようとしていたのに違いない。

心身を奮い立たせてくれるような生き方を、実践してこられた諸先輩の言葉は深いところに届く。今朝も絵手紙を書くことを、大学の授業で若いかたたちに教えておられる、79才になられる渋谷とも子先生のお話をベッドで聞いたのだが、感動した。

感動するとまだ、身体が充電されるかのように元気になる自分がいる。一日の始まりによき言葉に出会って目覚めると、単細胞の私などは終日元気に過ごせる。気に入った言葉は忘れないようにメモる。人間なので体調が優れないときもあるけれど、知恵の泉のように身体のすみに宿っていて、今の私の日々の生活に勇気をくれる。人は真に言葉で活かされるのである。

話は変わる。【ペリクリーズ】の一人ぶつぶつ音読を終え、昨日から【冬物語】のぶつぶつ音読を始めた。週に一作品位ずつ、ゆっくり音読すれば月に4作品は音読できる。シェイクスピア作品循環音読。一日に一時間集中音読。気に入った長い台詞は書写する癖をつける。松岡和子訳は初めて読むのだから、初心に帰って読む。暑い夏を乗りきるのには私の場合これしかない。運動公園のヒマラヤ杉の木陰で音読すれば。頭が涼しくなる

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