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2014-09-27

秋の空のもと、ひたすら身体を動かし土に向かう。

ほとんど仕事のことは、このところブログには書いていない。まいにちではないにもせよ、よたよたとではあるけれど、5年近くブログを書き続けてみて思うことはなかなかにつらいことは書けないということである。

まして私のブログは、どちらかと言えば自己激励型というか、当たり障りのない、もっと書けば日々の暮らしの中での、思いつき記録型、やんわりほのぼの感が漂うような気分のときでないと、書けない。

お休みの日は、時折かなりまじめなことも、自分が(にとって)どうしても書いていおきたいことなんかも書いている。農の仕事は身体のコンディションをキープしないといけないので、とにもかくにも書くのは後回し、肉体を休ませることをこの一年最優先してきた。

以前も書いた気がするが、農の仕事はというか、A専務の目指す農は、この時代無農薬で利潤を出すというのは、わずか一年やってみての難しさがかなりの程度身にしみつつある。

こんなことを書くと、何やら悲観的だが、ブログに書くくらいだから、私自身の中ではそんなことはないのである。少なくともA専務はどんな形ではあれ、農を継続されようとしているので、その志とともに、私も何らかの形で専務とともに、農に関わりながらの生活をやりたくなってきている。

空の下での農の仕事、肉体的にはかなりのしんどさが伴うことは、我が身が一番自覚している。だが同じような心持の仲間とジョークを飛ばしあい、和気あいあい無心に働けるということの、言葉にならない充実感、これもまた我が身が一番自覚している。

要は、気持ちよく身体と精神が風通し動くということが、この歳になると一番肝要なことなのである。そのうえで、生活が成り立てば、方丈記的感覚の世界にさまよいこんでも、まったくいいのではないかという気が最近はしてきているくらいなのである。

なんとか開墾から関わってきた畑のネギが、10月の半ばから出荷できそうなところまでこぎつけてきた。そして今また、開墾から始めた新しい畑にチシャトウという野菜を植え始めているのだが、順調に育てば、年内には出荷ができる。

この一年近くの試行錯誤は、苦楽というしかないほどに、様々なことを今も経験しつつ歩んでいるのだが、一ことそれは私にとっては未知の世界で、そのことがとても、私自身をこの歳になっても活性化させているように思えるのである。

だから、楽しいのである。だから、ブログが書けるのである。ふとくてき多数の方の眼に触れる一文は、我が身の楽しさ的気分がほんわか立ちあがってくるような、ものが書けたらなあと、年齢を忘れ、枯れつつも修行を今しばらく続けたいのだ。

いま青空のもと、秋の風に揺れる葱畑は事のほかに美しい。それを眺めながら今を働けることの、嬉しさ楽しさは格別というほかはない。明日は明日の風が吹く。

さあ、今日も一日畑で昼の時間身体を動かそう、N氏が待っている。

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