昨日午前中猪風来美術館の草刈りをした。参加したのは瀬政さん、この4年共に働いているkさんの3人である。本当は今日19日だったのだが、強力助っ人のkさんの都合が悪く、急遽昨日に変更した。私、瀬政さん、kさんトリオでの草刈り。やはり3人である。男3人、饒舌な私も草を刈っている時は集中し寡黙に草をかる。瀬政さん、kさんは普段も寡黙である。
瀬政さんは、折々五十鈴川だよりにも実名で触れているので、今朝はkさんのことにちょっとふれたい。kさんとは今のパートタイム肉体労働で出会えた。共に汗を流して働く仲間である。もう丸4年、コンビで働いている。詳細は割愛するが、古希を過ぎてからの新しい仲間としての出会いは、この労働を始めて二人めである。
これまでの人生で出会った友人知人とは全くことなる。共に働くとは、働いている姿をさらけ出している。そのような場で、息が合う関係性が育まれたことの喜びを五十鈴川だよりに刻んでおきたい。
世の中に出て、私が出会ってきた一言で言えば文化系のかたたちが多い。だがこの労働に従事してまもなく丸8年、とくに手術後であったkさんとの、この4年は、仕事がとても楽しい。
相性というものは、男女に限らずある。寡黙なkさんとは体言葉で通じ合える、あうんの呼吸で動けるし、機械や電気系に強いkさんは一言で言えば私の右腕頼もしいかたである。
十数年ぶりに70歳で企画したウクライナの音楽会に、共に働きはじめたばかりのkさんは駆けつけてくれ、翌年の沖縄の音楽会からは、毎年カンパもしてくださり、なおかつ当日本番のスタッフとしても、応援、支えてくださっている。
昨年の、猪風来美術館開館20周年記念イベントにも裏方として参加してくれた。今や付かず離れずの程よき関係性が持続、失礼なく打つが、五歳年下、頼もしき弟分である。共に働いていると、その人の人柄が如実に出る。臆面もなく打つが、そのようなkさんにどこか信頼されているから、猪風来美術館の草刈りお願いした。結果、猪風来さんご夫妻がとても喜んでくださったことを記しておく。
Kさんと私は美術館の裏の急斜面、素人ではちょっと難儀な、足場が不安定、手強い笹や蔓の太いのが行く手を阻む場所を刈ったのだが、久しぶりに汗をかいた。最初kさんも私も、斜面の手強さに手こずったが、高齢者二人何とかノルマを果たせて、嬉しかった。心意気。
瀬政さんも美術館の入口の斜面他を草刈り、高齢者の役に立つ存在感を充分に発揮示した。高齢者トリオでの午前中草刈りは、雨も上がり、本当に楽しかった。その楽しさは参加した者のみが味わえる、いわば役得である。午前中の数時間あんなに真面目に集中しての草刈りは仕事でもしたことがない。
お昼、トリオでお弁当でのお昼、ご夫妻がお茶ほか、甲斐甲斐しくおもてなししてくれ、雑談しながら美味しくいただく。皆笑顔で、ご夫妻の猪風来美術館開館当初の、昔の草刈りの様子や、野焼きをするにも作品の数がすくなかったことなど、めったに聴けない歩みのお話しも、リラックスした雰囲気で拝聴した。
猪風来美術館での、文殊の知恵、高齢者トリオの草刈りは私を活性化させる。こんなに高齢者がわんさかいる現代、得手不得手は置いといて、ほんの少しでも草刈りや、片付け掃除などがやれる、やりたい元気な仲間にお声かけしたくなった。意味もなく幼児がお砂場で遊ぶように、高齢者も楽しく体を動かす。損得、利害一切なし。ただ楽しい、気持ちいい、お金不要。縄文の精霊たちと過ごす草刈りは、理屈抜は不要である。
お昼の後、猪風来美術館の周辺の山野の新緑を眺め、野鳥の声に耳を傾け、貴重な本を一冊借りて、kさんの運転で帰路についた。一晩ぐっすり寝た。昨日、記憶に残る一日となった。
PS 今朝の写真は、村上よし子さんの絵本の写真です。2013年、2015年、2026年に発行された絵本、文章も。いずれも頂いたご本です。サイン✒️をこないだ訪ねた際お願いしていたのですが、素晴らしい絵いりのサインをしていただきました。ありがとうございます。その時に、私のことを、日高さんも表現者だよ、とおっしゃってくださり、私はそう思っているよ、とのお言葉を頂きました。そのようなことは生まれて初めて言われたので、正直とても驚き嬉しかったことを打っておきます。

0 件のコメント:
コメントを投稿