わずか一週間で、桜の花も既に散り始めている。私が働いている広い敷地も、新緑の芽吹きのすさまじさに、老人の私の体は圧倒されている。自然界の摂理はあまねく公平に全生物、万人に訪れる。
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読み始めたばかり、すごく面白い |
そして、私は冬を忘れ、春爛漫の世界に酔いしれる。とりたててどこかに出掛けてお花見をするなんてことはほとんどしない。わが労働先と、家の近所、我が家だけの春の訪れを、私は充分に楽しめている。ありがたい春を私は愛でる。
さて、昨日の夕刻、岡山のFMレディオモモに10分間、スパイラルアームズの告知のため出演した。いかほどの反応があるのかは皆目わからない。この年齢での労働生活を基本に据えながら、なおかつスパイラルアームズの企画窓口を引き受けるということは、背負ったものにしかわからない、ある種の覚悟、腹をくくる胆力がいる。ベストを尽くすだけである。
終えるとすぐに、瀬政さんからメールを頂いた。あたたかいメールであった。瀬政さんは山陽新聞の告知のために動いてくださっている。
山陽新聞の告知が出れば、もう私としてはことスパイラルアームズに関しては、やるべきことはやったという感じである。後は本番を迎えるだけである。やりきった感、これだけは私にしかわからない。
ところで、ながくなるのではしょるが、このレディオモモ出演は、とある方の紹介でレディオモモ社長、O氏にお会いしたことですんなりと決まった。O氏は何と、昔私の企画を中世夢が原で聴いたことのあるかただったのである。
古希を迎え企画を再開した私にとっては、いきなりの味方出現というわけで、改めて夢が原という強力な野外音楽芸能に適した場所で、数々の企画が、わが人生でやれたことの幸運を思い知らされた。O氏はその思い出をとつとつと語ってくださった。あの時代の、私の企画を今も心のうちに宿していてくださるかたがおられることに、企画者冥利というしかなかった。
その上O氏は、必ずスパイラルアームズ聴きに行きますとチケットを、その場で2枚(カンパ付き)買ってくださり、激励してくださった。
出演を終え、家に向かい車を走らせると、空にはでたばかりのほぼ満月の春の月が浮かんでいた。能天気な私は、月が祝福しているかのように感じられた。
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