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2023-03-05

春の陽気のなか、自転車でのチラシ配布人に変身する、そして想う。

 チラシ配布の合間に、私の企画を支援してくださっている方々ほぼ80名に、チラシを郵送する作業をほぼ終え、先ほど郵便局で投函し、一息ついての五十鈴川だよりタイムである。

何やら一気に春が訪れたかのような陽気である。自転車でチラシ配布をやり始めた私としては、なんともありがたい。ところでチラシ配布に使っている自転車は、まだ東京に住んでいた頃に買った35年前の自転車で、岡山に移住してからはほとんどといっていいくらい、乗っていなかった一品。修理に出したら十分に乗れるということで、直してもらって乗り始めらのである。

チラシの裏です

何せいくら私でも、何十年も本格的に自転車に乗っていなかったし、いささかの不安がなかったと言えば嘘になるが、二日ほど往復15キロ位のバイト先までのって試運転したところ、十分に乗れ、さほど疲れなかったので、徒歩と自転車の併用チラシ配布でゆくことにしたのである。

車に自転車を積み込み、岡山市内まで。コインパーキングに車を入れ、自転車を下ろしヘルメットをかぶり、あちらこちらのお店やギャラリー、大口の公的美術館、図書館、映画館(シネマクレールの浜田さんは知り合い、関係ないのにおいてくださる)などからスタート。

この4日間で飛び込んだ主な記憶に残っている業種では、趣のある入ってみたくなるカフェはほとんど置いてくれたし、沖縄料理の店、美容院、ケーキやさん等、一日20件として60位のお店にはおいてもらえた。

犬も歩けばは、真実であるとおもう。多種多様な反応があって私を面白がらせる。一旦動き出したら、気分任せ足任せである。お店のひとがあそこのお店に行ってごらんと紹介してくださる。71才にして、サイクルニストチラシ配布人に変身する。

いい意味だと思いたいが、不思議と大胆になれる自分なのである、市内での未知との遭遇を楽しんでいる。チラシ配布がなかったら、絶対に会えない方々との、ゆきずりの邂逅。古い友人が五十鈴川だよりを読んで、私のことを旅人だと言ってくれたのだが悪い気はしない。気分は巡礼気分、生きてゆくのはまさに過酷な旅なのだから、自転車で市内を巡礼するのである。

自転車配布の日は、疲れるからぐっすりと眠れる。五十鈴川だよりを打てない日が続くとおもうけれど、体調管理に細心の注意をはらい余裕をもって自転車に乗りたい。更新されないときは、他のことをやっているのだと思ってください。3月は仕事、チラシ配布と、シェイクスピア音読、夜間中学でのレッスンにエネルギーを注ぎます。なにかと忙しいけれど楽しみを見つけるのだ。


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