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2023-03-18

4月23日の企画のためのポスター配布の目処がたちそうな雨の朝に想う。

 春の雨である。継続することの、継続できる体力があるということのありがたさが染みる最近の朝である。3月にチラシ、そしてポスターができてからの、今日までは雨が降らなかったので、ほぼ毎日配布にあちらこちら動いていたが、今日は今月はじめてのオフタイムである。

あれだけあったポスターが、徐々に減ってきて、チラシに至ってはもうほとんどなくなりつつある。本番一月前までには、ポスターの配布を終える予定でいたのだが、この調子では目処がたちそうである。

雨に濡れるクリスマスローズ


多分ポスターを配布したりすることは今回の企画が最後になるかもしれない。そのような想いがあるがために、これが最後だと思うとあちらこちらへと運転して人に会いながらの配布を、老いたあまのじゃくはやりたくなるのである。

当初は都市部中心の配布で終えるつもりでいたのだが、運転できるうちに、昔配布しに出掛けた山間部エリアの町にも配布に動いている。効果はともかく、せっかく刷ったポスターを一枚でも無駄にはしたくないので、今日を含めあと5日は配布に動くつもりである。

何事も、始めたら終わるのは過去に何度も経験している。残すところ150枚位なので(なんと600枚も刷った)マラソンでいえば35キロ地点を通過というところ。いずれにせよ、ここからが粘りの勝負で自分自身との戦いなのである。

配布を終えたら、また綴り打ちたいのだが、すでに400枚近くの配布をこの短期間でやれているのは、ポスターを掲示してくださる、多種類のお店のヒトのお陰である。笑顔で承諾し、頑張ってくださいなんてお声かけしてくださる方もおられる。なかにはけんもほろろに断られ足りもしながら。それがこの世の修行配布なのである。

企画を始めた頃と、世の中の表層、人心の移り変わりは目をおおうばかりだが、そのような最中必死で生きている人間の姿を体感できるのもまたポスター配布のお陰なのである。掃き溜めに鶴という表現ではないが市井の片隅で、どっこいいぶし銀のようなヒトに、わたしは励まされ動き回っているのである。

人間という生き物の、光と影が交錯するつかの間のポスター配布の小さな旅、といえばカッコつけすぎではあるが。ともあれ、もうすぐポスターは終わる。やるだけのことはやって当日を迎えたい。

たまたまラジオで聴いた吉田妙子(名前の字はわからない)さんの言葉。【失ったものを数えるな、今あるものを最大限に活かせ】今わたしにできることは動くことである。

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