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2014-02-12

育苗ビニールトンネルが雪の重みでへしゃげたのをN氏とともに修復しました

育苗のトンネルを直すN氏
ネギの苗を育てているビニールのトンネルが雪の重みでへしゃげてしまい、昨日は3日ぶりに畑でそれを修復するための作業をし、96枚のパレットの苗を、修復したトンネルの列に運んだ、N氏とともに。

今のところ、5列に苗を運んだ状態、まだ15列残っているので、発芽させては、運ぶ作業が暖かくなるまで続く。何せやったことがないい事ばかりをやっているので、いろんなことを学んでいる。とにもかくにも畑で一シーズン過ごせれば、サンナンの目指している農業が少しは私の体の中で、理解可能になるだろう。

それにしても、氷化した雪、解けた水で、畑がぬかるむ中を、悪戦苦闘、なんとか夕方ある程度の、めどをつけた。農業は体力がないと、まず絶対無理である。そのことをあらためて認識したが、さほど苦もなく、やり続ける気力体力が自分の中にあることが、認識確認できた。

おちおちうかうか、ほんとぼけてなんかいられないのである。おそらくはこのような無意識本能状態の中で、先人たちは余計なことを考える前に身体を動かしていたのだろう。手先足先が冷たくかじかみ、なかなかに大変なのだが、私とN氏のコンビは相性抜群、バカなことを次々と言い放ちながら、ことをこなしてゆく。

まさに、苦楽を共にする仲間としての時間が静かに流れてゆく。人間が本当に仲良くなるためには、苦楽を共にすることの中でしか、ありえ得ないのではないかという気が私にはいたします。
真夏と真冬が季節的にはしんどいのでしょうが、この季節を乗り切れば、私のような単細胞はアウトドアで元気に身体を動かす農の仕事はこたええられません。

家に戻り、冷え切った体を湯に横たえるときの、なんとも言えない、頭すっからかんの喜びは、たとえようもありません。N氏も同様で、話が盛り上がります。おおよそこの5カ月、二人での畑時間を過ごすことが、家族より多いので、畑友達感覚が育ってきました。相棒あればこそです。

N氏は、いろんな御苦労をしてきた、これまでの人生のヒトとしての襞のようなものが、私には感じられ、人間として実に味があります。全く私とは対照的な人生経験の持ち主ですが、私が苦手なことが得意なので、相棒としていろんなことが学べるのです。

還暦後は、可能なら全くやったことのない世界を経験しながら、老いてゆく自分に、新しい刺激を与え、晩年を元気に楽しく過ごすためには、何をしたらいいのか模索しています。今日もこれからN氏と一日を畑で過ごしますが、その積み重ねの中で、何が見えてくるのかが楽しみです。



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