1978年、26歳の時ロンドンで土取さんに出会いました、あれからいく歳月 |
土取さんの邦楽番外地のポスターが完成しました。チラシも今日届く予定です。とてもすっきりしていて良い仕上がりです。今日はお休みなので、今日からポスター配布に動きます。まずは協賛して下さった方々にお届けして、可能な限り車と足で歩きながら配布したく思います。
300枚、かなりの枚数ですが、なんとかひと月でと考えています。もしこのブログを読んで預かってくださる方がいましたらご連絡くださると大変嬉しいです。チケットの行商とポスターの配布のためなら、どこにでも出かけてゆきますので、くれぐれもどうかよろしくお願い致します。
9月7日にやることを決めてから、おおよそ3カ月かけて完成したポスター。特に今回は、還暦にして再出発の第一回の日高事務所・企画です。身が引き締まり、特別な感慨におそわれています。何としても300人集めるとの思いで、300枚刷りました。
これから多くの方の協力を仰ぎながら、この20年間培ってきた、私の企画者としてのすべてを、この企画に情熱を悔いなく注ぐ覚悟です。出来るうちに、私の身体が動くうちに、とのおもいで事務所を立ち上げたのですから。
土取さんの膨大な仕事の一部を、企画できるということは、私にとっては大変な冒険でもありますが、土取さん自身が未踏の分野を開拓、深化(進化)してゆく芸術家なので、私もなんとしても、ともに冒険してみたいのです。明治大正時代の演歌師の唄を、土取さんが、まさに時代を超えて、乗り移ったかのように歌います。いまの、現代という時代が、浮かび上がってきます。何という先人たちの骨のある心意気、打たれます。
20数曲、ユーチューブでアップされていますので、土取さんのホームページからアクセスして、聴いてみてください。事前に聞いておいてくださると、当日のライブがより楽しめると思います。時代の流れがつかめます。
亡くなられた、桃山春衣さんの形見の三味線を土取さんが弾き、歌います。まさかこのような企画を自分がしようなどとは昨年の今頃は考えもしませんでしたが、いずれの企画も土取さん、桃山さんという希有な芸術家との邂逅がなかったあり得ないことなのですから、企画をしているというより、何かの流れに身をゆだねているという気がしています。この企画は、今は亡き桃山春衣さんに捧げます。