ページ

2020-02-07

立春が過ぎ小さな旅をこの週末はしたい朝。

今週は雨が降らないので、今日で五日連続で働いている。この一年半風邪もひかず、定期的に歯医者に行くくらいで、検診も一二かい、あまり医者を信じていないのは、数字を見ての紋切型の診断がほとんどだからかもしれない。私は自分の体が発する情報に頼る。

数字や統計といったものを私はほとんど信じていない。(だって これだけ改造や、捏造がまことしやかに行われているのだから)桜を見る会に関する、データの破棄、国民を愚弄するにも余りある。日本はあまりに公文書の管理他がずさん極まりない。

現政権の、国会の私物化、野党とのあまりに不毛な両者のずれまくり、 やり取りの貴重な時間の浪費国会審議は、老いの身にさえこの国の行く末を、震撼とさせる。国民はもっと怒らなくては。初老男だっていまだ怒るのであるから。

子育て真っ最中の世代、現役で働いておられる世代は、もっと政治に関心を持って生活しないと、とんでもないつけが回ってくるのを、一初老男は案じる。

子育てが終わり、老いゆく我が身としては、後続世代のこれからをささやかに見守るほかはないが、おちおち老いてなどいられないほどに、暗澹とするような話題がひきも切らない。
このような本を片手に小さな旅がしたい

このような時代、人間の感性他、大事な感覚が摩耗するのを防ぐためにはどうすればいいのか、私の場合は余計な情報を体に入れないことである。

世界を得体のしれない鵺のようなコロナウイルスの新型肺炎が猛威を振るっているが、私に言わせれば、得体のしれない猛威のような真に受けるのに値しない情報ウイルスが、このインターネット時代、あまりに蔓延しているというのが、初老男の感慨である。

夜、外は寒い、月が徐々にまあるくなってゆくのを初老男は、身を縮めながら眺める。午前中冷えた外で働いていると、血が温まり生きている実感がいまだ湧いてくる。動かないと頭まで冷えて動かなくなる。

冷暖房のなかった時代のついこないだまでの先人たちは、厳しい冬を凛として生きていたのに違いない。それに対しての今の自分の暮らしのあまりの、先人たちとの相違には、ライフスタイルの劇的な変化のゆえばかりではない 、何か人間にとって大事なものが抜け落ちたのではないか、という気がするのは私ばかりではなかろう。

暦の上では立春も過ぎた。小さな旅がしたくなっている。いつもとは異なる週末を過ごしたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿