怜君が我が家に初めてやってきてから丸6年が経過した。交際5年の2014年秋娘と怜君は挙式し、今では怜君は単独で我が家に帰ってくる。
もうすっかり 家族なのである。妻も母も娘も彼が帰ってくるととにかくうれしそうで、かくいう私も今や頼もしきわが息子という感じなのである。
男同士あまり多くを語り合わなくとも、息子と酒を組み返す時間は事のほかの幸せな時間と今やなりつつある。
下の娘は怜君をお兄ちゃんとしてしてすっかり慕っている。二人はひっきりなしにおしゃべりをしていて私を驚かす。
2月13日、娘たちと怜君が創ってくれたバースデーケーキ |
親子関係、姉妹関係、友人関係、ありとあらゆる関係性をつつましくも豊かにしてゆく秘訣はどこに在るのか、ひとえに相手を思いやるということくらいにしか、凡庸な私には思いもつかないが、当たり前のことが普通にできるようになればことさらな秘訣などは不必要ではないかと、私は思う。
在り難いことに、我が家では平凡極まるつましき平和を、ことのほかに享受できる、小さき春の幸福を昨日も堪能 した。
近所に梅の花を見に出かけその下で瀬戸内海を遠望しながらお弁当を食べ、午後はちょっと遠出して高原に在る温泉に母もともに全員でいった。いい湯だった。
帰ってきたのが7時過ぎ、それから全員で手早く夕飯の準備、焼肉でのにぎやかに5人での夕食タイム 。ビール、ホットワイン、日本酒を飲みながら10時近くまで、怜君の参加で楽しさは倍加した。
彼はにぎやかなのが好きだし、そこそこお酒も強いしけっして乱れないし、私もお酒が入れば話が弾み幸せな気分に浸れる。(10時過ぎに私はダウン、娘と怜君は11時半まで談笑していたらしい)
一人では決してこういう気分にはなれない。私には程よい家族関係がどうしても必要な星のもとに生れ落ちていることを 実感する。
娘が怜君を我が