昨日午後新潟日報で催された縄文シンポジウムに参加し、午後五時すぎの新幹線ときに乗り午後7時東京につき、中央線特別快速で三鷹に、そこからバスで次女の住むマンションの前で降りると、午後九時だった。
次女のところでぐっすり寝て、朝食を頂き、今日午後八王子での音楽会に参加する前、つかの間リヴィングルームでうっている。そばで4才の葉と次女がポケモンカードを楽しんでいる。風香は明日で生まれて3ヶ月、バウンサーでいい子している。でないと次女はカード遊びは出来ない。今回の小さな旅も今日が最後である。(とここで中断)
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| 周さんが撮ってくれた、お散歩写真。 | 
ここからは、吉祥寺駅のマクドナルドで打っている。あまりにお天気がいいので、葉と次女はお留守番しお別れ、周さん、風香と私の3人で、井の頭公園を散歩しながら吉祥寺駅に向かった。ひっきりなしに落ち葉が、バウンサーで眠る風香の上に降ってきた。周さんがその落ち葉を何回も取り除いた。
おおよそ30分以上、義理の息子の周さんと世代を越え密度の濃い、親子の会話をしながらのお散歩をすることが出来た。最後に思い出の3人でのお散歩がかなって、いい時間が過ごせ、ほんわか私は幸福感に浸った。周さんとはマクドナルドでお別れしたが、すぐに五十鈴川だよりが打てるように設定してくれた。
今回の旅を総括するのには、気持ちが熟成しないととても無理だが、午後の音楽会まで時間があるので、思い浮かぶ徒然をうつ。10泊11日の最後に音楽会にゆけるなんて幸せである。千住真理子さんがゲストで出演する、だけでたまたまチケットを求めただけである。
24日に家を出て、結局東京に6泊、那須塩原に1泊、新潟に3泊した今回の旅は、小さな旅ではなく、現在の私の年齢では、大きな旅となったような気がしている。そのことをうまくは綴れないのだが、事実の行動、実践を記すべく、五十鈴川だよりを打つ。
昨日までは越後新潟にいたのに、今は吉祥寺駅のマクドナルドで、五十鈴川だよりを打っている自分がいる。やはり新潟は長岡での縄文遺跡博物館を含めた、現地での体感気分が濃厚に体に残っていて、にわかにはこの都市空間に体がおっついていない。だが、百聞は一見に如かず、と言う以外にはない嬉しさ、充実感が今の私の内面を彩っている。臆面もなく打つ、老いる老人の燃える秋を感じている、のだ。
未知の縄文世界への一人旅、寒さ対策もあり、最低限の衣類ほか本など、中型リュック満杯の荷物を担いでの旅は、それをものともしない体力が必須である。今しばらく、日本列島、この世に生まれし在りがたさを、春夏秋冬愛でる旅を続けたいと言う一念が、湧いてきている。いよいよこれから、そのためにはどう生活すれば良いのか、思念している。

