ほとんどコメントをいただかない(いただけない)五十鈴川だよりなので、この場を借りてお礼の言葉を綴りたく思う。とはいうものの何を綴ればいいのか、少々戸惑うのだが、単細胞の私としては、シェイクスピア遊声塾7年目にして何やら力強い味方というか、精神的なパトロンというか、私にとってのありがたき存在がいる、ということについての、つまりは喜びを綴るほかはない。
昨夜、10月になり最初の8人でのレッスンが行われた。私を含め男性3人、女性5名でのレッスン。塾生が来年の発表会のキャスティングも各々の意見や、ほかをバランスよく鑑み、収まるべきところに収まったと感じている。
ほとんど翻訳された御本を読んでいなくても非常に面白く大変勉強になりました。 |
作品を新鮮に味わい、その日の体の新鮮な音を発するには、8人が虚心に作品と向かい合い、ひたすら言葉を発し反復稽古を繰り返すほかはない。言葉を肉体化、体で磨くしかない。体は自分のものではなく、授かったものである。松田さんはわが塾の存在、向かっている方向性のようなものを、きちんと受け止めてくださる力がある、氏の存在は、私にとってはまさに渇望していた観客なのである。
原点感覚、単なる思い付きで始めた遊声塾である。ここまで来るのに時間はかかったが、その分喜びもひとしおである。何事も根を張るには時間が伴う道理、急がば回れ、何事も急いては事をし損ずるのである。
せっかちを自認する私だが、事シェイクスピアに関しては気が長い、ゆっくり登らないと遭難してしまうからである。話を昨夜の稽古に戻す。キャスティングで意外なことが起こった。入塾したばかりの女性のYさんが男役の恋人ライサンダーをやりたいと、名乗りを上げたのだ。
その意気や良し、鉄は熱いうちに打て、特訓しなければならないが、まだ初々しいうぶな雰囲気の中に、したたかな片りんを初日に垣間見た(ちょっと驚いた)。
彼女の加入が、ほかの塾生にも好循環を与えそうである。塾の雰囲気、水は絶えず循環し、新鮮でなければ、シェイクスピア遊声塾の存在理由はないと、私は考える。シェイクスピアのみずみずしい言葉に、塾生全員で立ち向かい、また松田さんにハグされるのを夢見る私である。
日高さん、初体験の男同士のハグ!欧州では当たり前でしたが、日本ではなじまない習慣でびっくりだったと当時を思い出します。また、ハグをしましょう!
返信削除2023年4月23日(日)に岡山に行きます。予定を組みました!
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