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2019-10-16

10日ぶりに五十鈴川だよりを書く。

三つ子の魂百までというが、それは本当のことであるとこの歳になってつくづく感じることである。だが、そうは言うものの還暦を過ぎてからの自分は、自分でも随分と変化しつつあるという実感がある。(ただ老いてゆきつつあるだけであるかもしれない)

話は忽然と変わるが、10日も五十鈴川だよりを書かなかったことは、記憶にない。以前だったら何かを書かずにはいられないくらいの自分がいたのだが、それがだんだんとそうではなくなってきた自分が今はいる。(執着心が無くなるのは老化か)
まともであるということはどういうことか深く考えさせられる

何故か、自分でもわからない。だからただ単に深くは考えないことにしている、がこのように10日ぶりにもせよ書く自分がいるので、しばしお休みしたい自分がいたのだと思う。

台風19号の残した豪雨災害、寄る年波と共に被災されたご年配の方々の境遇を想うと、言葉がむなしい。こういうときは、ただ沈黙するほかない。

台風で延期していた両親のお墓参り、急きょ突然のほかの用事もできて、4日ほど帰郷して昨日帰ってきたのだが、台風一過、故郷はまるで何事もなかったかのような穏やかな郷の秋晴れが続いた。

関東から東北地方の台風被害、河川の氾濫映像に遭われた方々と、わが故郷のあまりの風景の違いに、沈黙する。

両親が無くなり、この20年お墓参りに何度もふるさとに帰省しているが、わが姉や兄たち、自分も随分年齢が上がってきているので、一期一会での帰省旅は年々、貴重な時間になってきている。

だが、今回帰省旅を長々と綴ることはちょっと気乗りがしない。兄や姉が今回も気持ちよく帰省した私を迎えてくれたことだけはきちんと書いておきたい。

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