昨夜、弓道の初心者教室の実技試験と終了式が行われ、私も何とか初心者教室をしゅうりょうした。
65歳の誕生日から弓の稽古を始めたことははっきり記憶している。まったくのゼロからの稽古で、何とか終了できた事実に、どこかでほっとしている。
ほんの初心者の一区切り、おそらく永遠に鍛錬が続くのであろう。弓道の所作や奥深さには正直、驚いている。
始めてはみたものの、途方に暮れること度々で、いつの日に初心者教室を終えることができるのか、まるで自信がなかった。
この年齢でいただいた終了証書、ささやかにどこか嬉しいのだが、今後の終わりなき修行を想うとき、いささかの覚悟の必要を感じる。
だが、確実にこれだけははっきり言えるのは、ほんのわずかな時間であれ、弓の稽古を1年9カ月近く続けられたことの有難さ、その中で何かが見えてきた確かさである。
26メートル先の的に向かって一人で稽古ができるようになる。生来ぶきっちょでおっちょこちょい自意識過剰の私が、この年齢で弓道の教室で学んだ(入り口を)ことは限りなく大きい。
只今言えるのは、今後も情熱と体が続く間は、わずかな時間であれ弓をひき続けたいと思う自分がいる。
体に静かに負荷をかけ、意識を集中 し的に向かう。義理の息子レイさんとの機縁で始めた思わぬ弓の世界は、私に未知の内的世界の奥深さの一端を知らしめる。
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