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2018-11-04

人間力のある、世界と渡り合える、政治家の出現を願う朝。

報道にみられる最近のデータ改ざんや、隠蔽体質、表にでなかった裏での、多分野の不始末出来事に関して、いったいこの国の大人たちは、どこまでだらしなくなってきたのか一初老生活者としてはいささか暗澹たる思いである。

だから、もうほとんど五十鈴川だよりでは触れていないし、触れることすら気が進まないが、特に私たちが選んだ政治家の発言や、動向に関しては、有権者の一人として目の黒いうちは、無関心であってはならない。

特に憲法改正などの重要法案に関して、責任世代はひとり一人が、私のような凡夫でさえきちんと考えないと、先々に禍根を残すのではないかとの危惧がよぎる。少子高齢化の問題はまったなし。

移民問題(労働ビザや滞在ビザに関して)に関しても、私も含め海に囲まれた日本人にとっては、皮膚感覚では感じにくい大問題である。この数年(5年くらい)わが近所でも主にアジア系の外国人労働者の数は急速に増えている。彼らの助けがなくてはもうこの国の特に中小零細企業は立ち行かなくなっている。

散歩中に度々出会う東南アジア系の人たち、(主に女性が多い)会釈を交わしたりすることもたびたびであるし、向こうから挨拶されたりすることもある。

一体全体どのような時代の流れの中に我々が暮らしているのかが、田舎にいるとなかなかにぴんと来ないが、日本の経済や社会は、外国からの有能な人材なくしては、立ち行かないようになっているのは明らかである。(介護の分野などでは深刻である)

日本の未来、行く末にしっかりした見識、胆力、世界的な視野をもった、特に有能な政治家が今ほど求められる時代はないのだとの、思いである。

ノーベル賞や、また多種多様なほかの分野では、多くのすぐれた人材が今も多く輩出するわが国であるが、事政治家に関しては日本を代表する顔としての、世界と渡り合える人材があまりにも枯渇しているのでは、との懸念がぬぐえない。

来年は参議院選挙も控えている。早い話一人一人の国民が、わがことの問題として考え、しっかりした政治家としての人材 、器を良く見極め、まずは選挙に行きと票率をあげないことには話にならない。デジタルでの投票を是非検討してもらいたい(わざわざ投票所に行く時代ではない)

無関心の恐ろしさは、やがて 我が身にきっと降りかかってくる(と考える)。いささか話が大きいが、普段の暮らしを注意深く生きないと、知らなかったでは済まされない事態になるのは、先の大戦でいやというほど、私たちの親の世代は体験しているはずである。

ともあれ第4次産業革命、これまで経験したことのない時代の到来 の渦中を我々は生きている。何を基点にして、何を目指して未来への舵を切ってゆくのかを、凡夫なりに関心を持って見守りたい。


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