その方I氏とは会うのが2回目、一度は忘れもしない昨年の春、竹韻庵でのこと。 その日は竹韻庵で、ロバの夢のチラシ用の撮影が行われたのだが、其の時のカメラマンがI氏であったのだ。
縁というものはまさに不思議なものだ。私と妻との出会いだって、考えてみると不思議というしかない偶然性の賜物である。話がそれるから戻すが、I氏とも何かそのようなたまたまが起こったのである。
偶然の再会で、私がこれからレッスンがあるというと、見学してもいいですかという思わぬ展開。しなやかなカメラマンらしい素直な好奇心に、私はどうぞと同意した。
昨夜は新年茶話会も兼ねていたので早めにレッスンを終えたのだが、氏はそのレッスンが終わるころに再び姿を現し、結果昨夜は私と塾生4人の中に、I氏もゲストとして飛び入りで加わり 、思いもかけぬ愉しい新年会となった。
氏の本業は舞台写真家である。プロとしてのキャリアは30年。あさって14日、天神山文化プラザで午前10時から午後5時まで、【舞台と写真のビジュアルコミュニケーション術】というワークショップがI氏が講師となり開かれる。そのための打ち合わせに天神山に来られていたのである。
人生で初めてプロの舞台写真家と知己を得る |
縁というものは、年々深まっていったり、逆に疎遠になっていったり薄くなっていったり、はなはだ微妙奇天烈なものだが、氏のようなタイプのまったく私とは異なる感性の持ち主とは、なんといっても岡山ではそうは出会えないので、お正月気分の中で、こいつは春から 縁起がいいや、と思わずブログを書いている次第。
感動したのは、いったんお別れし、再びレッスンしている場所に来られた時に、昨年夏に撮ってくださった上半身のポートレートのDVDと焼いた写真を、わざわざ家に帰って準備
し、持参してくださったことである。
たった一度しか出会っていないのにだ。その早業に、恐縮至極慄いたのである。とまれ、まあそのようなわけで、昨夜は人数は 少なかったものの5人で心地のいいスタート声出しとなった。
氏は最後に私と塾生4人の写真を撮ってくださり、お開きとなったのだが、我々4人のその場の空気感が横溢していた 。プロである。氏とは縁を育みたいと願う私だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿