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2016-10-06

読書の秋、外山滋比古先生の【思考力の方法・聴く力篇】お勧めします。

まさに台風一過の秋晴れです。気が付くとまたもや随分ブログを書いていない。以前は書かないとどこか落ち着かないような自分がいたのだが、そんな自分はもういない、やはり微妙に年齢とともに体と心は変化するみたいだ。

固執するのではなく、変化する自分を誤解を恐れずに言えば、愛し受け入れるそのような心境なのです。 優先してやりたいことの順序が変わりつつあるのです。

あくまで五十鈴川は流れるようにしか流れない、私もかくありたいと、あくまで、ますます自然体で流れてゆきますので、どうかよろしくお願いいたします。

さて、小生10日ほど前から軽い腰痛になり、何とか身体が動くのでほおっていたら回復の兆しがなので、この6日ほど整体師のところに通っているのですが何とか竹韻庵でつるはしが振るえるところまで回復してきました。

今朝もメルと共に、竹韻庵で2時間近く汗を流して戻ってきまして、帰って洗濯物や布団を久しぶりに干し、掃除をし、ついでに気に入っている赤い運動靴を洗い、さんさんと陽光当たる車の屋根に干しさっぱりした気分でパソコンを打ってます。

全く静かなリビングにパソコンを運び書いているのですが、窓越しにはもうそろそろ終わりの金木犀が見え、座布団の上で猫の花が気持ちよさそうに目を閉じています。

 まったくこの上もなく穏やかで、いよいよ本格的な秋日和の到来を、私は心うきうきと迎えています。

さて、灯火親しむ読書の秋、とは全く関係なく腰痛を抱えながらも、私は本が本を導くといいますか、時間を見つけては本を読む時間を楽しんでいます。

ブログを書かなかった間に読んだ本を思い出すままに書くと、【橋本治著、これで古典がよくわかる、いつまでも若いと思うな、関川夏央著、人間晩年図鑑、河合祥一郎著、あらすじで読むシェイクスピア全作品、シェイクスピア(いずれも新書)石牟礼道子著、食べごしらえおままごと(文庫)】など。

どの本も全部私には興味深く面白かった。これだから私の限られた時間の日々は まさに流れるように過ぎてゆくのである。

そして今、外山滋比古著【思考力の方法、聴く力篇】を読んでいる。これが私にとっては目から鱗のように面白い、あまり自分が読んだ本など人に薦めたくはないのだが、この本は関心のある御仁にはお勧めしたい。

夢が原退職後、一番うれしいのはやはり本を読む時間が格段に増えたことだと思う。読まないことには外山先生の御本にも巡り合わないのだ。世の中には何と該博でありながら、専門バカではなく思考が柔軟である方がおられることに、膝を叩いてうれしくなってしまう、たちまちうきうき気分におちいってしまう。

このような本に出合った時の喜びが私にとっての読書体験となる。無学、無知という、いい意味でのトラウマを18歳から抱えながら、生き恥さらして生きてきたが、小器晩成というかようやくにして、学ぶということの楽しさを、体全部で感じ始めたような気が最近している。

気づく年齢は各人異なる、母が言っていたが何事も 、遅きに失するとは思いたくはないが、聴力も、視力も 、反射神経も確実に弱くなってくる中、何はともあれ愉しく本を読める時間を暮らしの中で持てるということは、在り難いことデアル。

てなところで、久方ぶりのブログはこれにて。本日は夜カルチャーセンターでのレッスンがありますので午後はオセロを声に出して、私の初秋は雲の流れのように過ぎてゆきます。

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