遊声塾は毎週水曜日の夜がお稽古の日ですが、今月はそれ以外の日にも稽古の日を設けました。今夜と日曜日の昼にあと2回ほどやることにしました。
だからおそらく4月4日の、発表会を終えるまでは、遊声塾に関してのブログが多くなると思いますが、御容赦ください。
さて、一昨日の夜久しぶりに塾生4名と一人の見学者、私の6名でのお稽古をしました。入りたての塾生にも時折声を発していただきました。
うまいとか、へたとか、そういうことでは 推し量れないいわば最初の初々しい声、というものがやはりあるのだということを、私は再認識しました。
そしてあらためて、一つのチームとしての適性な人数というものがあるということも。私も含めて5人で、十二夜の1,2幕を読んだのですが、実に実に楽しかったのです。
一人一人顔が違うように、声も違います。個性と個性が丁々発止登場人物のセルフを声に出して、無心で読む。まったく普段の暮らしの中では、出すことはない声を夢中で出す。
徐々に体がほぐれ、自意識がほぐれ、体が役の人物に寄り添ってゆきます。フィクションとして変身してゆきます。
Mさん、私が誘った方なのですが、わずか最初のレッスンで、意外といっては大変失礼ですが、彼の持つ生来の可笑しみ(と悲しみ)みたいなものが、役の性格と絡み合って、えも言われぬ表現がたち表れ私を驚かせました。
自分でも驚いたかもしれません。ともあれ、あと4回くらいしか一つのチームとして揃った稽古ができないのですが、やれるだけの稽古をして、各自覚悟して4月4日を迎えようという心境です。
チラシにも書いたのですが、わずかなメンバーで十二夜全幕を読む覚悟でしたが、思いがけず急に遊声塾に参加したいというメンバーが三人ほど増えたのを機に、このメンバーにも量は少なくとも読んでもらうことに決めました。
三人で読む覚悟をしていたのですが、急きょ六人で読むことにしました。素読さえできれば、なんとか入場料無料の発表会を成立させることができると、私は 胎をくくることにしました。
入りたてのほやほやですがあと三週間(自主稽古)ありますから、劇の展開の流れだけきらさないように、そこを抑えたレッスンをするつもりでいます。
ともあれ、遊声塾の稽古風景の延長を35名くらいの方々に見ていただくための、ワークショップ的発表会です。
見る側と、やる側では、まったくもって違います。どうか寛容な心でお出かけくださいますように切にお願い申しあげます。
今夜も稽古します。もし見学したい方(可能なら事前予約して)いらしたらどうぞ。 天神山文化プラザで18時半からやってます。
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