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2012-11-25

邦楽番外地本番の朝に思う

つい今しがた撮った朝日を浴びる干し柿

邦楽番外地、本番の朝です。昨夜は土取さんや、土取さんと共に、立光(りゅうこう)学舎を支えるI君、神奈川から急きょ、ボランティアにかけつけて来てくれた、親友のK氏、それから、遊心塾の女性二人、そして私の6人で夕食を共にし、普段よりは遅く寝たのだが、普段通りにやはり眼がさめてしまった。

 

緩やかに外が白みつつある。天気は良さそうである。一日の始まりの朝の静けさは、何度も書いているが、毎回新鮮に感じられる。とりたてて書くこともないのだが、書き癖のような物かもしれないが、子供のような内なるものの怪が騒ぐのである。

 

昨日、円通寺を土取さんと共に訪ね、御住職に本堂を案内していただいたのだが、ここで唖蝉坊の歌を土取さんが唄っている姿を想像すると、企画者にしか感じ得ないものが湧いてきた。紅葉もほぼ終わりの円通寺は、なんとも言えない静けさに満ちていた。

 

今日どれだけの方が、足を運んでくださるのかはわからないが、ともかく採算のことより、無事に本番がすむように、ただただ静かに祈る、朝の今の私の気持ちだ。おそらくきっと数ではなく、宝石のような感性の方々が足を運んでくださるに違いない。その方々の気持ちが、円通寺の本堂に満ちる時、静かに土取さんの歌声が響くはずだ。

 

企画者とは何かを、これからも考え続け、自分自身が中芯からやりたい企画を、修め往きたい願う朝です。

 

 

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