咲き始めた夢が原の山つつじ |
週に4日しか働かないというのが、こんなに肉体的にも精神的にも負担が少ないということのありがたさを、深く感謝しながらブログを書いている、土曜日、時計は午前4時半近くである。いくら夜明けが早くなったと言っても外はまだ暗い。お休みであれ、仕事であれ眼が覚めたらゆっくり起きるという習慣は継続してゆきたいと私は考えているのだ。
この20年間の早起き生活の中で、朝の身体が一番新鮮に物事を考えるのに、良い時間帯ということに、私の場合なってしまったようなのだ。だから、来年から完全リタイアしても一日を生きる時間スケジュールは、できるだけこれまで通りに過してゆきたいと考えているのだ。書くことによる思索の時間。
オーバーに聞こえるかも知れないのだが、世の中に出て42年間時間に追われるような生活を、身過ぎ世過ぎのためにしてきた我が人生の途中に迎えた還暦という年齢、突然与えられた自由な時間。ありがたいことにすこぶる元気で、実現するかしないかはともかく、やりたいことが、次々に湧いてくるということは、やはりしみじみと嬉しく、ありがたいことだ、と思う。この間も書いたけれど、仕事であれ休日であれ、基本的に生きるということは、与えられた一回限りの時間を生きるということなのだから、分けて考えるということは、はなはだもったいないというのが、私の認識なのである。
ただ、同じ時間なのだが、不自由な時間と自分が思い通りに考え動ける時間というものは、やはり違うのだ。これからの時間は誰も助けてはくれない時間を生きることになるので、その他の野生動物に近く、自分で自分を守らないとだれも守ってはくれない。そのような自意識から、企画者として何を企画するのか、何ができるのかということは、正直自分でもわからない、だからこそ面白いのだ。これを面白がれなかったら(何が湧いてくるのかを)企画者は廃業だし、私の場合生きている根拠のようなものがなくなり、しなびた茄子のような日々におちいるのかもしれないという気がする。
これからの新しい時間、老いてゆくことをたんたんと見つめながら、先人たちの素晴らしい仕事を少しでも学びながら、誠心誠意、歩みはのろくても企画します。
ヒダカトモフミ事務所、第一回の企画は、今はじめて書くのですが9月7日(金曜日)土取利行(他2名)による明治・大正演歌の世界を企画する予定です。詳細はまた一番先にブログでお知らせします。
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