両国のシアターXで30日午後2時から開かれる |
妻からも 許可がでたし、ありがたいことに今の私には出かけてゆける余裕、何よりも時間がある。五十鈴川だよりを長年読んでくださっておられる方は、私と土取さんの関係性はよくご存じだと思うので、割愛する。
26歳でのロンドンでの出会い。青春時代から今に至るこの40年間、もっとも私が影響を直接受けた数少ない音楽家である。当時若かった私は、一撃で氏のパーカッションに打ちのめされた。
依頼一筋の道を犀のように、時代に流されずに歩むその姿を、つかず離れず眺めていて思うのだが、凡夫の私にはできない、すごい生き方を実践されている方である。
私にできることは限られている、見届けにゆくくらいの交情、動ける余裕のある限りは続けたい。もし土取さんのことを知らない方がいたらぜひインターネットで検索してほしいと念う。
そして、現在彼がどのような誰もやったことがない、誰もやらない世界を追求し、我々に伝えようとしているのかを、五十鈴川だよりを開く数少ない方々に知ってもらいたいと切に願う。
明治大正時代の女性の歌、まったく私の知らない世界を伝えてくださるその真摯な姿に打たれる。氏は出会った時以来、いまも私にとっては、未知の世界の案内人である。
このような音楽家に出遭えた、私の人生の幸運を噛みしめる人生の秋、ありがたいありがたいと私は念仏のように唱える。
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