昨夜・岡山映画祭で(10月31日から11月24日まで普段映画館には見ることのできない作品がラインアップされています)王兵監督作品・三姉妹~雲南の子を見ることができました。
ちょっと衝撃的な作品で、いまはまだ見たばかりで、私のつたなき一文では、正直なにも書く気にはならないのですが【五十鈴川だより】を読まれている方には、【6日(木)午後一時】から、天神山文化プラザでもう一度上映されますので、お時間がある方は、是非見ていただきたく思います。
夢が原で働いていたときには、土日、祭日はほとんど働いていたために、岡山映画祭、気にはしていたのですが、ほとんど見ることがかないませんでしたが、今年からは日曜日がお休みなので、少しゆけます。
これは私にとってとてもうれしいことです。岡山映画祭実行委員会のO氏は、私にとってとても信頼できる仕事をされている方です。このような作品を遠くの都市までゆかずとも、岡山で見ることができるのは、ありがたいです。
私も数十年、ささやかに企画の仕事を、無手勝流でやってきた経験から、ほんの少しその大変さが理解できる(ような)気がします。
O氏も語っていますが、映画は観客が見ることによって完成すると。足を運ぶ観客が多くなる、そのうちの一人になるくらいのことしかできないのですが、そのことは肝要なことであると、私は思います。
これから、超高齢化社会に突入しますが、高齢者になってゆく私にとって、これからは、昨夜見たような作品に出会うべく、信頼できる友人知人たちが推薦するフィルムには、可能な限り足を運びたく、その思いを新たにしました。
若いころすぐれた映画(に止まらず)をみたからこそ、今までなんとか生きられたとさえ思える私にとっては、インプットとアウトプットのバランス良く、生きて生活してゆくために欠かせない精神のビタミンフィルムが必要です。
昨夜、見たようなフィルムに出会うと、小さき頃の個人的原風景の記憶が盛んに刺激されて、言葉がなくなりました。そして、現在のおのれの姿があぶり出されてきたのです。
王兵(ワンビン)監督・私よりも15歳若い、1967年生まれの名前は私の脳裏にびしっと刻まれました。
この監督の「鉄西区 (三部作 合計9時間強)」 を 「ふとん、クッション、弁当類、なんでも持込み可」で 三丁目劇場で上映してくれたのも 確か 岡山映画祭だったような。 「無言歌」「収容病棟」は シネマクレールで観ましたが、「雲南の子」は仕事の都合で 見ることができません。残念。
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