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2026-02-08

選挙の朝、老人は静かにこの国の行く末におもいを馳せ、そして思う。

 選挙の朝である。しかし、私の心は弾まない。世の中に出て、選挙権を得、この年齢まで何度も選挙には行くのだが、正直あまり政治には興味が持てない。その理由を縷々綴るのは気が重いし控える。

縁もゆかりもお目にかかったこともないかたから、突然電話があったり、郵便物が送られてきたりする。私のような時代とズレタ遺物にはまずもって、このような行為事態がゆゆしく呆れる。つまりはそういう世の流れに、無感覚ではないので、従ってそういう世の流れからは、遠く離れたところで静かに、五十鈴川だよりを打ちながら、ちっきょするのである。



今ゆっくり読んでいる池澤夏樹さんの本[また会う日まで]のなかに、書斎ひとつが我が領土、と言う言葉があった。全くもってそのことの気持ちが理解できる。

私が信頼する養老孟司先生も政治が苦手だとおっしゃっている。できれば、そのような大きな世間的な社会からは、もうひたすら距離を置いて(老いて)いたい。

そういうわけもあって、自分と向かい合って、(もう歳なので何でも打つ)、自分に期待する、自分のなかに希望の種を撒いて、それを自分で育てる、かのような人生を、今も歩んでいる。とはいっても、絶対矛盾を常にかかえてはいる。

経済成長、手取りを増やす、移民政策、国防、消費税、少子化、環境、教育、などなど、まさに乱世である。どの党に一票を投ずるのか。甚だもって私の頭では困難をきわめる。有権者の半数がネット世代、私の感覚には程遠いSNS時代、私のような輩はすでに時代の枠からはズレているのを認識している。

甚だ無責任に述べるが、勇ましい言葉の羅列、不安を煽りたてるような候補者にはご用心である。今年最初に花隆さんの天皇と東大で、近代、現代、終戦、までを読んだことで、あらためて無知を自覚している。そしてなんと人間は同じ過ちを繰り返すのかと。

戦後80年をすぎ、今回の衆議院選挙は、政治家も、有権者も(私を含め)戦前を皮膚感覚で知らない世代が多数を占める時代、だから大きな節目になる。その事だけは間違いない。この国の舵取り、リーダーをどの党の党首に委ねるのか、選んだつけはいずれ国民全員が払わなければならない、のは歴史が証明している。

この国の行く末ではなく、世界の行く末、人類の行く末をまで、射程にいれた(自国ファーストではなく)スケールの大きい人新世の、奇跡の水の惑星のリーダーの登場を祈らずにはいられない。

そして思う。国民を飢えさせず、外交努力でもって、有事を回避する胆力のあるリーダーを持てない国に(その事を真剣に考えない国民は)明るい未来は訪れない、と考える。

PS 今日の写真はかじまやぁ長崎公演でお会いした、Gさんがお勤めの長周新聞(このような新聞の存在を初めて知った)の2月2日の一面です。2年前からM新聞の購読を止めていましたが、2月から長周新聞を購読することにしました。小数の声を伝える新聞、Gさんの熱が私に伝わりました。




1 件のコメント:

  1. こんにちは♪
    今日は選挙ですね。
    なぜか選挙の日って、雪になることが多い気がしませんか…?

    私の住む湯布院は、すっかり雪化粧です。
    宮崎はきっと暖かいんだろうなぁ、なんて思いながら、せっせと雪かきをしています。
    いつか移住したい…
    そして、いつか岡山に行った時はぜひアドバイスお願いします♬

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