ちょっと何か書きたくなった。福島隆彦、佐藤優お二人の対談集をほぼ今半分ほど読み終えたところ。
博学識者のお二人の対談は舌鋒鋭く、無知なるわが頭にはご教示が余すところなく知らないことばかりで、ページを繰るごとに、うーむと 唸ってしまう。
まさに、知らないということは恐ろしいことだと、いくら能天気の一庶民である私も時折ゾッとする。可能ならそういう感覚をキープするためにも、なるべくニュートラルな読書を心かけたいと、あらためて思う。
お二人の対談を読み進めてゆくと、世界の中で現在の我々が置かれている状況が、じんわりと伝わってくる。
私のような一庶民にも、この世界の非常な容赦なきからくりの真実が浮かび上がってくる、白熱の対談集である。
一言でいえば、現在の世界の危機的な状況分析が知的に展開される。無知なる私にはこういう本で間接的に知らされることがあまりに多い。
パナマ文書もそうだが、命がけで何かを知らせてくれるジャーナリストや気骨反骨のある人間がいないことには、一方向の流れの中に大方の人間は染まってゆく。
親戚から届いた見事な琵琶を4個届けてくれた母竹韻庵から帰っていただく。 |
私もその例がいたり得ない。そういうことに対してのニュートラルな感覚を普段から養っておかないとまずいなあと、あらためて思わせられる対談集である。
と、話は突然変わる。昨日竹韻庵に妻と母とメルと出かけ、竹韻庵でお昼をして午後3時まで草刈りや小さな畑の草を抜いて過ごした。
平和というしかない穏やかな竹韻庵での浄土的な 時間を噛みしめた。雨の後のぬかるむ地面を母は杖を突いて歩く。その姿はなぜか神々しく私に迫ってきた。
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